同居

まる子

「お風呂に入りたい」

遠巻きに私に風呂を手伝えと言っている。遠巻きに言うので分からないフリをした。元々人に触れたり触れられるのが苦手なのに長年の同居生活、元々いい関係性を築けていなかったので体を洗うことは出来ないのでやんわり断っている。
まる子

「やる気が出ない」

ツラい…ツラい…。朝、目が覚めた時からため息が出る…。朝、義母の部屋に行くと思うと気が重い…また何か言われる…また頼まれる…私がやるしかない…私じゃないと…。そう言い聞かせて今日も朝から介護する。
まる子

「お願い。紙おむつにして」

夕方に義母の直腸を完納してから、尿もれ、便漏れ、粘膜漏れが酷くなっている。たまにシーツを汚す程度だったのが、この時を境に毎回下着全部、洋服、シーツ、畳まで汚すように…。生活の中にあった私の隙間時間が全て洗濯になった…
まる子

「直腸脱と圧迫骨折を介護する主婦の生活」

義母の直腸脱の件で紹介状をもらった病院の予約日まであと1週間。そこで話が大きく展開することになるんだから、それまで頑張らないと‼︎でも私の負担が大きいので家族会議を開いて協力を得ることに
まる子

「幻聴」

お風呂に入ろうと思って、着ていた服を脱いでいたら呼び出され…仕事終わりに電話が鳴り…出掛けていても今すぐ戻るように電話が鳴り。家にいても2時間おきに部屋に行くにも関わらず電話が鳴り…常に拘束されている感じがするし幻聴もし始めた…
まる子

「直腸脱手術を何とか回避したいらしい」

義母には「直腸脱の手術しなくてもまる子さんがやれるじゃない。だったらまる子さんがやればいいのよ」という考えがあるので何とか手術を回避しようと私に交渉してくる義母と絶対拒否する嫁の話
まる子

「ある日の直腸脱の経過(午後)」

王子が1歯医者の予約を入れていて、それまでの間に散髪してほしいと頼まれ…。今、直腸脱を完納して横になっている義母が起きたらきっと呼ばれてバタバタしそうな予感がしたので早めに動いていたけど予感は的中…ドタバタ嫁の午後のお話
まる子

「ある日の直腸脱の経過(午前)」

明後日からヘルパーさんがきて入浴介助を始める予定だったが、直腸脱やら手術の話が出てきてなんだかんだと大きく状況が変わったのでケアマネさんに連絡して一旦白紙に。その後あちこち手続きやら何やらで時間に追われる嫁のお話
まる子

「直腸脱手術の相談」

パパが帰宅後、義母と直腸脱の手術についてどうするのか話をしに行ってくれた。翌日には義姉が来て私と3人で話をした。そこで義母の心配事を聞いた。
まる子

「やっぱり…そうか!」

大学病院に行こうと支度を済ませて義母から診察券、保険証、予約票を預かったら…1週間前の予診票だった。というわけで大学病院はキャンセルとなり急遽、直腸脱を何とかしてもらおうと肛門科受診に切り替えたお話