「次の日」

実家から戻ってきた翌朝。パパが義母の部屋のシャッター、水筒、体調不良報告を聞き流す聞いてくれるようになった。

これまでは私が新聞と水筒を届けてシャッターを開け、7時半に朝食を届けると、義母はようやくベッドから起きて洗面所に行き、8時過ぎに朝食をとっていた。

しかし、帰省期間中の義母はパパ達と同じ6時頃には起きてきて、同じ時間に洗面所で顔を洗い、パパが出勤時に玄関に置いていく新聞を受け取って、朝食も自分で用意し、後片付けも義姉が来なければ自分でやっていただろうとのことだった。

義母に毎回呼ばれるから動いていて、それが当たり前になって、言われなくても動いていたけど、義母が自分で出来ることを私が奪っていたのかもしれないと反省して、今後は見守ることにした。

今日は午後から循環器内科受診で、午前中に買い物に行かなくちゃいけないので冷蔵庫の確認をすると

帰省前、あれだけ騒いでいた義母のアイスが一個も無くなっていた。私が帰省中、喉が渇いて渇いて眠れなかった日はなかったのだろうか…いや、パパには言わずに我慢してたのだろう…。きっと私にだから言うんだ。

自分のことは自分でやれるらしいので、義母から頼まれるまでは見守ることにした。洗濯を干していると、7時に義母が起きてきて自分で朝食の準備を始めた。そして

と私に聞かせるような大きめの独り言。頼まれてはいないので黙っていると

と言われたので振り返ると

私に聞こえるように頼んでおいて、そこに居たの?ってどこにいると思ってたの?と思いながらタッパーの蓋を開けていると

体調不良報告が始まった。私は任務が終わるとその場から離れ、引き続き洗濯物を干した。

午後から先週私が鍵を渡し忘れたせいでキャンセルになった循環器内科の受診がある…。だから体調不良報告を聞かせているんだと思われる。

が、私は帰省前に言ったはずだ

だから、私に色々聞かせても知らん。

  • カニクリームパスタ
  • 生協のローストビーフサラダ
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