「何がしたいんだろう…」

昨夜、私がベッドにしたせいで圧迫骨折したとのことで義母のご要望通り布団に戻した。

翌朝、部屋に行くと

一気に思いついたことを片っ端から言ってくる状態…。順番もめちゃくちゃ。

昨日パパに『はっきりとお願いされたこと以外やらない』と伝えていたので、私が理解できる限りでハッキリとお願いされたことは①着替えの手伝い②靴下の履き替え③コルセットを出す…だけ。

介護保険で何がしたいのか聞いてもアレヤコレヤと話は飛ぶし、余談ばかりで答えが返ってこない。

『パンでもいい』はご飯も食べたいけど、あなたがパンにしたいなら…と言われることがある。介護保険で何をしたいのか不明。顔が洗いたい、口を濯ぎたい→洗面所に連れていくのか洗面セットを部屋に持ってくるのか。もう20年同居してるので大体、予想はついてるけど何が私のせいにされるか分からないからなるべく関わりたくない。特に昨日の今日なので余計に関わりたくない。

今日はパパが家にいるから、パパが起きてきてからパパ経由で義母の話を聞いてもらうことにした。

案の定、話が飛びまくって、パパにも同じことを言っているが後ろで余談を聞いていると、どうやら介護保険を使ってトイレと車椅子を利用したいようだ。おそらく頻回にトイレに行くので、その移動が大変だからポータブルトイレを部屋に、それと、洗面所への移動が大変なので車椅子を利用したい。と言いたいようだった。

しかし、トイレはベッドから3m位のところ…部屋の前にある。なのでパパが

私がそういう表情を顔に出したのか、思わず口走ったのか分からないけれど

しれっと話が変わったぞ…

実は、私の母も２回とも義母と同じ時期に圧迫骨折をやっている。しかし、生まれつきの腎臓病なので治療や薬に色々と制限がある。

２回目の圧迫骨折も義母の自称ぎっくり腰と同じ頃に母も２回目の圧迫骨折をしていたが、すぐに受診をしてコルセットをオーダーメイドして装着していたのでほぼ痛みはなく回復して、今では家事をこなしていると連絡を受けていた。

私の両親はまだ健在だけれど、遠方に住んでいるので電話で状況を聞くことしかできない。ましてや義母に『嫁いだら実家は捨てたも同然』と言われているし、この状況の義母を置いて帰省するわけにもいかない。義母と同じ箇所の圧迫骨折なら母も義母と同じ不自由をしているのではと思うと心配でならないが母は電話ではとても気丈に振る舞って大丈夫と言っている。

だが、何年か前に帰省した時は頭は真っ白髪で背は丸くなり、歯は抜けて…とても義母よりひと回り若いとは言えないくらい歳をとっていた。気丈に振る舞っていても体はボロボロなんだと思った。だから今はどうなっているのか分からないけれど私に心配かけないように気丈に振る舞っているんだと思う。

けれど、母には父がいるので生活にハリがあるのかもしれない。父に家事をさせるのは申し訳ないと思って頑張れるのかもしれない。

義母はもう生き甲斐となる義父がいないからやる気が出ないのかもしれない…

結局、ポータブルトイレも車椅子もよく分からないまま話が終わった（笑）

後日談：おそらく義姉にもベッドにすべきと言われて、翌日から何事もなくしれっとベッドに戻っています（笑）