はじめての圧迫骨折/車椅子の代わり

自称ギックリ腰から日を追うごとに動けなくなる義母。立てない、歩けないで移動が困難になり、当面の間、パパが普段パソコン用に使っている車輪付きの椅子に乗せて移動するようになった。

車椅子との違い

①車輪が横に360℃回転するので介護者のコントロールが難しい。

②普通の椅子なので手、足の置き場所がない

③移動用ではないので不安定

④車輪が小さいので少しの凸凹でも引っかかって衝撃が伝わる

椅子に座れば楽になるようだが、座らせるまでが大変。私やパパが脇を抱きかかえると痛い痛いと騒ぐし、こちらも中途半端な位置で抱えて痛みが落ち着くのを待つのは腰痛持ちのため出来ないので、義母自身のペースで椅子に座ってもらって、準備できたら押していくという感じになった

それでも床を這うよりは自力で椅子の座面まで座る方が楽なようで、普段のこちらから届ける食事の配膳や家事以外にも10回以上電話で呼び出されるようになり、これまで化粧水を使って拭き取り洗顔、コップと歯ブラシと水を吐き出す入れ物を用意して歯磨きするなど全て部屋でおこなっていたが、顔洗いたい、歯を磨きたい、シャワーかけたいなど便利がゆえに呼び出される回数が増えてしまい、こちらの精神的にも身体的にも負担が増えることになった。

が、専用の車椅子とは違い、パソコン用の椅子は基本その場で座って作業するための椅子で、移動するための椅子ではないので座面も回るし、車輪も回るので畳の上だとコントロールがしづらいし、廊下に出るときは車輪が小さいから、引っかかって進まなかったり、段差に引っかかって倒れそうになるので、段差があるところは押すのではなく、前から引っ張ったり…と色々と慎重に神経を使っているのに少しでもガタンと衝撃があれば『痛い‼︎』と言われてしまってお互いのストレスが溜まる。

それにパソコンの部屋から持ってきた椅子なので、パソコンを使いたいと思っても立ったままの作業は腰痛持ちのパパにとって腰への負担が増えるのでパソコンが使えない状態が続いている…それもまたストレス。

少しの間のつもりだったけど思ったより長引いてきてあちこちで不便が出てきているし…このままの状態なら車椅子も考えなくちゃいけないのかな…と思い始めて車椅子の値段も調べたけど15000円は最低でもかかる。一時的な使用にしてはかなり高額。義母の年金では負担が大きいし、こちらもプレゼントで出す金額としては高額。それに車椅子に乗ったら一生歩かなくなるだろうとも思うし、あと数日もすれば治るとこの時は思っていたので一旦保留することにした。

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