ベッドにしよう!

1回目の圧迫骨折の時に『布団からだと立ち上がりが大変だからベッドにしたらどうですか?』と提案していたが部屋が狭くなる、誰かが来たときにベッドがあるなんて万年床みたいでみっともないといって頑なに拒否されていた。

でも朝、部屋に行ったら前回同様、自称ギックリ腰は更に悪化しており、立ち上がる事も難しく、貞子状態。這って移動するしかない状態になっていた。

受診を強く勧めたが拒否された。私は圧迫骨折だという思いが強くなっていたけれど、義母は何の根拠があって良くなると言っているのか…。整形外科で痛い思いをしてリハビリしたわけでもないのに何故こんなにも受診を拒むのか私には理解できない…。

とりあえず今の私に出来ることは、義母に拒否されているけれど介護保険申請後これまで利用しなかった介護保険を利用してベッドを入れてもらうことだと思って、介護区分が『要支援』担当の地域支援包括センターへ出向いた。

まる子
まる子

同居の母が2回目の圧迫骨折だと思うんですけど…

ギックリ腰したと言って、今、布団から起き上がることも難しくて

ベッドを借りられれば少しは起き上がりが楽になるのではないかと思って来ました。

と伝えると

支援センターの人
支援センターの人

分かりました。ではすぐに手配しましょう。

また何か困った時はご連絡ください

とすぐに福祉用具のレンタル会社に連絡してくれて、夕方にはベッドを入れてくれた。これで少しは楽になるだろうと思っていた。

義母にとって初めての介護ベッド。電動で頭の高さを変えたり出来て私たち夫婦から見れば羨ましいくらい機能満載のベッド。

介護福祉用具レンタルの人の説明を熱心に聞いているフリをして

心にもない気持ちを伝えていた。

私が福祉用具の人を見送ったあとしばらくすると部屋から義母に呼ばれ質問攻めにあった。

明らかに戸惑っている表情の義母。とにかく異常なほどの心配症で、変化に対応することが出来ない。家電が壊れて買い直したら、触ることさえも怖がる性格。無理して電動機能使わなくていいんだからとりあえずベッドの高さだけ調整して寝ればいいのに…と戸惑う嫁。

義母にとってベッド自体が人生初めてなのか、イチから全て説明しなければならなかった。

まる子
まる子

旅行に行った時とか、一度もベッド利用したことないのかな…

普通のベッドと違うとしたら柵がついてるくらいじゃん?

とはいえ圧迫骨折(受診してないから分からないけど間違いなくそう)してるんだからベッドだろうが布団だろうが体の向きを変えるだけで激痛が走る。でも、立ち上がるときはベッドのほうが入れる力が少なくて済むし、今のところ立つことが出来れば歩けるんだからベッドのほうがその動作がスムーズに行く…はずだった…けれど…この異常なまでの怖がりさんには通用しなかった…

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