今朝も部屋に行くと、相変わらずの貞子状態…。手すりに掴まって立ち上がれば壁を伝って歩けるはずなのにずるずると滑るように畳にへたり込んでしまう。トイレまで3mを壁を伝って歩いて行くことが出来ないようだ。一回目の圧迫骨折でシルバーカーを購入していたのでベッドの側に出してはいるもののシルバーカーは自立して歩ける人の補助用に軽く作られているので今の義母の状態ではシルバーカーに寄りかかってしまい、体重をかけるとタイヤが浮いてしまい危険だった。なのでこれまで通り這って移動することになった。
そんな状態が続いていたある日、呼び出しの電話が鳴った。
と言い出した。
私は当然、自分で履ける『パンツタイプ』の紙おむつだと思っていたので自分で履くならまぁいいか…と思って軽く聞き流していたら
と、自分でオムツを使ったことがないから私にやってくれと頼んできた。
私も誰かにオムツをつけた経験も自分で使った経験もない。それに何より他人様の身体を触るのも嫌だったし、おむつをつけるということは、外す行為もあるというわけで…処理のことを想像するだけでもゾッとしたのでお断りした。
すると
と呪いの言葉で私を縛った。『病は気から』とはよく言ったもので、義母は具合が悪くなると軽い症状でも精神的な不安からどんどん弱っていく。そして呪いの言葉『仕方ないわよね』で私の行動を制限する。
そして断ると言われるトドメの言葉
と思いつつも言われるとなんだかんだ精神的なダメージが大きく、後々私の奥底にいつまでも残るのでトドメを刺される前にやってしまうのが私のイケナイところ…
私が妊婦だった頃も『仕方ないわよね、膝が悪いんだからお風呂掃除出来ないわ』。私に熱があっても『仕方ないわよね、あなたがいるのに年寄りがゴミ捨て行ったらパパが笑われるんだから』。ワックス掛けたことないから手伝ってほしいとお願いしても『仕方ないわよね、膝が悪くて出来ないんだから手伝えないわ』。義父が入院中、義母の許可ももらって旅行中のときも電話がかかってきて『お義父さんの病院から電話があった。今すぐ帰って私を病院に連れて行って。仕方ないわよね、先生から電話があったんだから』
とたくさんの『仕方ないわよね』に苦しまされてきた。ハァ…こういうことがあると過去の出来事を思い出してしまって色々愚痴が過ぎてしまうなぁ…。でも言われてばかりで溜め込んでるばかりいるよりは吐き出す先も必要だと、精神的に病んだ時に通院した時に思った。一時的に投薬で思考停止してた時期もあったけど、全ての思考が止まってしまって薬の怖さに気づいてからは根本的な解決策を見つけなくては…って思わせてくれる人たちがいたおかげで今の私があると思う。(まぁ…性格的に抱え込むタイプだからなかなか抜け出せないけど話を聞いてもらえるだけで楽になったもの)
さて、話は戻って…
病人なんだからと主張するわりに、こちらが圧迫骨折だろうから受診しては?という提案も却下され、謎にオムツ交換だけやらされるのもシャクに触るので何と言われようともオムツ交換はできないとハッキリ断って部屋をでた。