はじめてのオムツ

一度断ったオムツ交換。翌朝、部屋に行くと

義父は入院中以外ほとんど使うことはなかったのでいつか使う日のために取っておいた紙オムツを使うとのこと。

納戸からそのオムツを取って持ってくると、既に義母は横になってスタンバイしていた。

と言っても無視されて

まる子
まる子

私がやるんだ…私にやらせるんだ、やっぱり。

私、一度もやるなんて言ってないんですけど…

お前はなぜ黙って横になっているんだ????

オムツ替えなんて王子以来やったことがない。しかも相手は大人。納戸から持ってきた義父のオムツはなんとテープ式タイプの紙おむつだった

そうなると当然ゴロゴロと体の向きを変えなくちゃならない…

まる子
まる子

くっそ‼︎こうなったらやってやろうじゃねぇか‼︎

と覚悟を決めて、人生初の大人のおむつ交換…

予想通りの大騒ぎ。そうなるわな?でも…仕方ないよね我慢してもらうしかないんで我慢していただくしかないですよ。赤ちゃんと違って体重も重いし足を持ち上げることも出来ない。自分で出来ないっていって私にやるように言ったのはあなたでしょ?と思って不慣れな手つきで黙々とオムツ交換する私…

翌朝になると、義父のオムツを利用していたのでサイズが大きかったらしく、寝たまま使用すると後ろ漏れしてしまってシーツやパジャマを全部取り替えることになった。どんなに義父が痩せていたとしても男性用だし紙おむつも前の方が吸水しやすくなっていた。それに義母は元々小柄だし、痩せてしまっていたからサイズが合わないのは当然だと思う。

そして赤ちゃんと違って一度に出る量も多いので部屋中にアンモニアのニオイが充満していた。本人が1番辛いだろうと思うからそのことは伝えずに我慢していたけど、不幸中の幸いだと思ったのは、義母が便秘症だったこと。ウンコちゃん相手だったらお互いもっと辛かったかもしれない。

そしてパジャマやシーツを汚しながらも、勿体無いからと義父のオムツを数日は我慢して使っていた義母だが、

と頼まれた。起きている間は漏れが少ないが、夜は後ろ漏れがあるので勿体無くても自分のサイズに合ったものを選びましょう。

そして濡れて冷たい思いを我慢している義母も可哀想だと思うがパジャマ、パンツ、シーツを予洗い→つけ置き→洗濯するのは私…。なので私もいい加減義母のサイズに合ったものを使って欲しいと思っていたところだったので、早速ドラッグストアへ出かけた。

各社いろいろ取り揃えておりパッケージも華やか。種類、サイズ、吸収量と目眩がしそうなほど豊富…

とりあえず不慣れな嫁のオムツ交換で痛い思いをしても、いまだに自分で履くつもりはない義母は寝たきりなのでテープタイプが欲しいということだったので1〜2枚入ったお試しパックを購入してみてサイズや使用感を確認してもらうことにした。

色々試してみるものの義母は小柄で痩せ型だが、お腹周りは肉がついていて足は痩せて筋肉がなくなってしまった状態。いわゆる『卵にマッチ』体型。お腹に合わせると股は緩く、股に合わせるとお腹が苦しいというのでなかなか合うサイズが見つからない…

そして、オムツの付け方にも問題があるようで…赤ちゃんもそうだけど、股のギャザーやお腹のゴムをしっかり立てないと漏れてきてしまう

まる子
まる子

イヤだ…イヤだ…

早く終わりにしたい…

股…触りたくない…つける時も外す時も…鳥肌が立つ…苦手…義母のおしり叩いて逃げ出したい気持ち…

看護師さんや介護士さんという職業の皆さん、本当にすごい‼︎在宅介護でお世話されている方も尊敬します。

ただ…この状態が数日続き、トイレに行く努力もしなくなって、以前よりも寝たきりになってしまって、食事の時以外はベッドから起き上がらず寝たままが続き、元々の便秘症が更にひどくなり、まだウンコちゃんとのご対面はない。不幸中の幸…と思ってたら後ほど地獄を見るハメになった(泣)

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