「紹介状を持って、いざ‼︎」

仕事から帰ってくると、忙しい義姉は帰っていた。直腸脱は完納していなかった。義母は椅子に座って、テーブルに両足をのせた姿勢で座っていた。

と伝えると

と、違う話をしてはぐらかすので直腸脱を完納して速やかに部屋を出た。紹介状を持って受診する日がいよいよ近づいているので不安になっているようだ。

そして当日。義母が用意した荷物で鞄は3個にもなっている…。お尻に敷く円座、背中や背中の隙間に当てるクッションや前回買った超小さい座布団、着替え、おむつの替え、タオル、水筒…絶対使うわけない杖…それを全て私と義姉で持つ。

病院では車椅子がいいとのこと。なので私は貴重品とハンカチのみの最小限の荷物にした。

車に乗るところから大仕事で、円座をセッティングし、義母の手を引き、車に乗せたら背当て用のクッションを義母の好みの位置に合わせる(これに時間がかかる)。

病院に着いたら、私が車椅子を取りに行ってくる間、義姉は車から義母を下ろす。車椅子に円座をセットして背当てのクッションを義母の好みの位置に合わせ、帽子を被せて、私は荷物を義姉は車椅子を押して院内へ。私が受付をし、紹介され診察してもらう外科へ移動。

担当の医者が義母を見た瞬間顔が曇ったのが分かった…。嫌な予感がした。

まる子
まる子

私が2時間おきに時間が合えば入れてるんですけど、タイミングが合わないと8時間放置することもあって。生活の質も落ちているので、こんな状態を続けてていいと思えません。

食事のとき以外は寝たきりで、体力も随分と落ちていたし、便秘は更に強固なものになりこのままいけば確実に寝たきりになると説明したが…

まる子
まる子

もう、迷惑かかりまくってますよ。どうしようじゃねぇよ。

家庭崩壊寸前だってば!

手術をしたくない義母と医者のフィーリングが一致したので義母は饒舌に語りだした。

私が完納していることも分かって、医者は『だったらこのままお嫁さんがやれば?』みたいな方向になり、義母も『この人は家族だから、やってもらいます』みたいな方向に進み始めたので、こんな生活続けてていいわけないと思って、最後の望みをかけて医者に訴えた。

伝わらなかった…。そして自分だけでは決められないからまた明日別の課の見解を…ってことになった。

え?何しに来たんだ…。明日は仕事だ…。これまでも義母の体調不良でちょいちょい仕事を急遽休んでいる…仕事を休むとなるとあまりよろしくないと感じる人もいるので休みづらいのだけど…。私は主たる介護者で、のっぴきならない状況だから仕方ない休もう…。

医者は小柄な義母が車椅子で現れたし、医者のいうことへの反応も鈍かったので、義母を認知症気味と判断したんだと思う。医者には繰り返し、現状を訴えていくしかない。

義母は小柄で華奢に見えるが神経は私なんかよりずっと図太い。

明日、循環器内科を受診するので今日までの経過と現状をしっかり紙に書いて出すことにする。が、その準備をしている間にも2時間おきに呼び出されて完納している…。

今日のまる家の晩ご飯

  • しらすサーモン丼
  • だし巻き卵
  • カニカマときゅうり わかめの酢の物
  • ぬか漬け
  • しじみの味噌汁

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