義母には話せないが、私は1年前の直腸脱の完納のお世話以降、匂いや感覚がトラウマになっていて、義母の身体に直接触れない…というかやるっきゃないときは触るけど鳥肌が立つ…。なので私は義母の身体の世話は出来ないとパパに伝えてある。
だから私は義母のお風呂は無理。義母から、昼に義姉と2人でという話も出たが、本当に心も体も受け付けない。
義姉はきっと、呼べば来てくれるが、義母の体調が良くなってくると来る回数は減る。それが風呂の手伝いとなると義母がしょっちゅう呼び出し、好意で来てくれているのが強制になってしまう…。義姉も忙しい人だ。ましてや嫁ぎ先のお世話もしているので無理をさせたくない。
私も義母の考え方、言い方に傷ついた。今、この瞬間も家にいたくない。


初めて、声に出して思い切り泣いた。今まではクッションに伏せて声が漏れないように抑えて泣いていたけど、堪えられなかった。私の心の助けてだった。
今日は王子が午後から学校だったので義母とのやりとりを階段でジッと聞いていた。叫びながら号泣する私を見て戸惑っていたけど、かまう余裕もなかった。
出掛けるとしても午後から訪問看護があったのできちんとお休みの連絡を入れてから。

真面目か(笑)


どこか行かなくちゃ。
そう思って、泣き腫らした顔を冷やそうと洗面所で顔を洗うのだが、どんどん涙が出てくるので全く引かない。でもとにかく家を出た。

どこかで泊まるつもりで着替えも持ったが、涙もしゃくりも鼻水も止まらず、瞼もメガネに当たるほど腫れ上がり、外を歩ける顔じゃなかった。なので電車にも乗れないから車で移動…。
パパには家を出る時にラインしておいたら定時で帰ると返信があった。
場所も決めずにフラフラとただただドライブ…。

ドライブスルーもコンビニもこの顔じゃ立ち寄れない。


途中で大きい公園があったので車をとめて自動販売機で缶コーヒーを買った。


野鳥を眺めながら心を落ち着かせようと思うのだけど、思い出してはまた泣いてを繰り返す…。
パパが定時に帰ってきて、義母と話をするのか、話が決まるまで義母のいる家に帰りたくない。
日が傾いてきてパパから電話がかかってきた。




義母は、なんやかんや言っても私が戻ってくると思っているんだ。舐められたもんだな。でも、パパ曰く、パパに電話を掛けてきた時点で何か心に思うことがあったのだろうと言っている。しかし私の電話には掛かってきていない。掛かってきたところで出るつもりなんざ無いのだけど。


夕飯の心配をする義母に腹が立ったが、パパが義母と話をすると言うのでパパが家に到着する時間に合わせて惣菜を買って駐車場でパパを待ってから一緒に帰宅した。
『・・・ーーー・・・』