義母がデイケアに出かけてくれたおかげでやっと新しい便器に交換できた。直腸脱のためにもゴシゴシ拭くよりは優しく洗った方がいいだろうと思いウォシュレットもつけた。
そして今から義母にとって人生初のウォシュレットの使い方を教える私。
ハイ、じゃあココの『おしり』ボタンを押してください。
ボタンをしっかり見ようとして義母が前に乗り出してきたから、義母の背後から水が出てきて壁に水がかかった。完全に便座から立ち上がれば停止スイッチが作動したんだろうけど、微妙に便座に座っていたから水は出てきた。なので同じミスを犯さないために義母に注意し、義母は小柄なのでウォシュレットの位置を前にずらした。
お、お義母さん…ちゃんと座っててくれないと壁が濡れます…。
ここですよ、『おしり』ボタン
ハイハイ、これね。えっと…このボタン押すのね。これね。
だ〜か〜ら〜 尻を浮かすなーーーっ！
ややややや…だからなんでそんな近くでボタン見るんですか‼︎
そんなに目、悪くないですよね！
座って！座って‼︎立たないで‼︎
トイレは新品でありながらもう部屋中が水浸しになった…。
お義母さん…。もう、ボタンは最後に教えますね。
お尻に当たる位置と洗浄する強さを決めるので、いつも座ってる位置に腰掛けてください。私が『おしり』ボタン押します。お義母さんはそのまま座っていてください。
ハイ、わかりました。
ハイ、『おしり』ボタン押しましたよ。洗浄位置はもう少し前ですね。位置変えました〜。洗浄する強さはメーカーお勧めの強さで大丈夫ですか？便座は冷たくないですか？おしり洗浄が終わったら『止』ボタンで止めます。
ハイ、大丈夫です。
では、これで設定は終わったので、最後にお義母さんが『おしり』ボタン押して、洗浄し終わったら、『止』ボタンで洗浄を止めます。そのあとお尻を拭いて、流して終わりにしましょう。
今座っている位置から『おしり』ボタンまで手は届きますから、くれぐれも覗いたり立ち上がったりしないでくださいよ。
前振りでもなんでもない、ガチの念押しをした。そして、義母にトイレから出てもらって水浸しになったトイレを掃除した。
洗浄の強さや位置の微調整はあるだろうけど、とりあえず調整したし、今はとにかく最低限のことを覚えてもらうことが最優先だ。しばらく様子を見て、また位置の調整など聞くことにした。
自分がはじめてウォシュレットを使った時ってこんなに苦労しただろうか…
ねぇ、王子。王子ってはじめてのウォシュレットした時、覚えてる？
うん、覚えてるよ。
股の間からビューーって出てきて前の壁がビショビショになったね。
そうか…王子は2歳頃だったかなぁ…初めてだとそういうものなのか…？
今日のまる家の晩ご飯
- 白米と胚芽米のミックスご飯
- カジキマグロのソテー おろしポン酢
- 茄子ステーキ
- わかめと玉ねぎスライスとカニカマポン酢のサラダ
- きんぴらごぼう